6ヶ月の新入社員を終えて
こんにちは。てらしーです。
4月頭からつい先日9月29日までの6ヶ月の新入社員研修が終了し、先日10月1日にようやく配属となりました。ただ、二週間程度は社内でのお手伝いなので本格的に仕事をするのは10月中旬からです。早く実務がしたい…
それはさておき、新入社員の研修期間、通常の企業だと1ヶ月~3ヶ月の短い期間での研修が多く3ヶ月以上研修をやる企業は少ないですよね。
本音を言えば、6ヶ月もの研修を新入社員に費やすリソースがあるなら、早く配属をさせてOJTで学習させて実務がしたいと思うこともありました。
しかし、研修を終えてみて、6ヶ月の研修も考え方や行動によっては、意味があるものに変わることに気づきました。
今回は、研修の内容よりも研修期間中のメリット・デメリット、研修期間中、どう行動してきたかに焦点を充てて説明をし、最後にまとめます。今後IT企業に入社をして新入社員研修を受ける人に一番読んでもらいたいのですが、研修期間を終えたばかりの新入社員が書いたほやほやの記事なので、それ以外の人にも最後のまとめだけでいいので、読んで頂き、何か参考してくださる部分があれば嬉しいです。
とはいえ、個人的に考えたり行動したものなので、そういう考えがあるのかー、程度の軽い気持ちで見ていただければ大丈夫です。
6ヶ月の研修内容
6ヶ月の研修は4月~6月の3ヶ月は社外研修機関で、7月~9月の3ヶ月は社内で研修を受けました。
内容は詳しくは書けないのですが、ザックリとしたものとしては、最初の3ヶ月でビジネスマナー・IT基礎・プログラム言語の学習・システムのアプリ部分の開発研修・システムの基盤部分の構築研修・決意表明を行い、残りの3ヶ月で社内研修の復習・部署の説明・最新技術の調査・社内システム開発を行いました。
よくある、新入社員研修に振り返る期間と社内の理解を深めるものが追加されたと考えるとイメージがしやすいと思います。
研修期間中に感じたメリット
よく言われる知識や技術が身につく、学生→社会人へ意識が変わる、人脈形成などは今回は割愛し、それ以外に個人的に感じた研修期間中のメリット5つを説明します。
1.失敗が許される
失敗すると講師の方に指導はされますが、実際に業務でやらかしたわけではないのでこの期間の失敗は基本的にOKです。例えば、DBサーバー、DNSサーバー等を構築した後に、試しに構築したサーバーを壊してみても問題ありません。
2.挑戦する場が与えられる
研修期間中はチームで活動することが何回かあるため、課長・プロジェクトリーダー・テクニカルリーダーなどリーダー的な役職に挑戦できます。しかも、リーダー的な役職に挑戦して万が一失敗したとしても、責任を負うことはありません。
3.時間がある
研修期間中は残業がなく基本定時退社です。学生時代バイトと学業を両立していた身からすると、こんなに自由な時間があっていいのかと思うくらい時間があります。
4.同期の絆が深まる
研修期間中は、同期と行動を共にすることが多いので、自然と仲が良くなります。研修期間中が終わり、各部署に配属となったので今後はわかりませんが、研修期間中は1~2週に1回は同期と飲みに行っていました。
5.なんでも質問してOK
研修の講師の方は、新入社員が何も知らないということを知っていたので、どんなことでも質問してOKです。逆にわからないままことを放置して配属してしまうほうが、迷惑をかけてしまうので、質問はなるべくした方がいいと思います。
研修期間中に感じたデメリット
メリットの反対に個人的に研修期間中に感じたデメリットは4つです。
1.自分がどこの会社の人間か忘れそうになる
特に外部で研修を受けていた時ですが、「どこの会社の人間だっけな」と思うことが3日に1回くらいありました。
2.給料+研修受講費が発生
正直メリットでもデメリットでもあるんですよね。無料で研修が受けられて勉強するだけでお金をもらえると考えるとメリットにもなるし、会社にとって給料=費用なので、研修受講ヶ月×給料+研修受講費用のお金がかかっていると考えるとデメリットにも感じます。同期の1人が考えすぎて深みに、はまってしまったので、あー、そーなんだーくらいの認識でいいと思います。
3.逆に同期と仲が悪くなることも…
嫌いな同期がいれば、ずっと一緒にいなければいけないので余計に仲が悪くなることもあります。また、チーム作業の時に意見の衝突によって仲違いする可能性もあります。ちなみに、あるチームで研修期間中に実際に意見の衝突が発生してしまい、仲が悪くなったのを見ました。
4.価値が生まれず、実績ができない
早く仕事をしたいという人には長い研修期間というのは苦痛に感じるかもしれません。これについては考え方・行動を変えれば研修期間が有意義なものに変化します。
研修期間中に行動したこと
1.リーダ的役職に挑戦
失敗を気にせず、リーダを経験できるというのは願ってもないチャンスだったので、チームごとに、システムのアプリ部分を開発する研修ではテクニカルリーダを、システムの基盤部分を構築する研修では、プロジェクトリーダに挑戦しました。また、ただこなすのではなく、常に問題意識を持ち、スケジュールの遅延を抑制し、発言しやすい環境づくりをしました。それが1つの要因となり、どちらの研修でも最優秀プロジェクト賞をもらうことができたのがいい思い出です。
2.インプット量を増大させた
膨大な空き時間があったので、無駄にしてはいけないと考えたため、技術書・ビジネス本を読んだり、外部の勉強会に積極的に参加したりして、インプット量を増やしました。インプット量を増やしたことにより、多くの知識が身につきました。
3.失敗を恐れずに発言や行動
失敗は怖くなかったので、積極的な発言や行動をしました。例えば、システム構築演習では講師役のお客様の要求を聞いてシステム化するということをしました。その際、講師役の要求をそのまま聞くのではなく、要望を汲み取り、講師が想定しているよりも高いレベルの提案を行いました
4.わからないことは、5分以上考え、5分以上調べ、仮説を立てて質問
研修期間中に、質問すべきと伝えましたが、考えたり、調べたりもせずに質問は知識が定着しにくいだけではなく、相手の時間を奪うので、考え仮説を調べた上で質問を行いました。こうすることで、講師の時間を多く奪わずに済み、自分の立てた仮説が正しいか間違っているかの検証が可能であるため早く知識を定着することができました。
5.常にPDCAサイクル回す
PDCAサイクルというのは簡単に言えば、計画を立てて、実行をして、評価をして、改善を行うことを繰り返すことで業務を継続的に改善する手法です。
この手法に基づき、1日1個の目標を立て、目標に対する行動をし、行動に対する評価を行い、改善していくということを行い、問題解決力が入社前より向上しました。
6.教える
ITの研修は、大学時代に情報系を専攻していた人や、専門学校でプログラミングをしてきた人にとっては、物足りないと思います。実際、私も専門学校卒業でプログラミングを学習してきたので、研修の内容自体に既存知識が多く、やや物足りなく感じました。そのため、同期に、プログラミングの要点を纏めた書類を作成し配布したり、JAVA初心者が躓きやすいクラス、多態性、抽象クラス、インターフェース、MVCモデル等は、図や例を用いて相手に伝えるのではなく相手に分かりやすく伝わるを心掛けて教えました。おかげで、同期には感謝され、自分の理解もより深まり、物足りなさもなくなったので、教えて良かったと感じました。
まとめ
研修期間中は失敗を恐れず挑戦
研修期間は空き時間が沢山あるため、空き時間は有効活用
分からないことは考え、仮説を立てた上で、どんどん質問して解決
1日1個目標を立て、PDCAサイクル回す
教えると感謝され、理解が更に深まる
拙い文章でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。